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頑張れ東北!みちのくの光は消えず~2003.1.1

頑張れ東北!みちのくの光は消えず~2003.1.1

入選作021 詰将棋パラダイス 令和6年1月号

「詰将棋パラダイス」令和6年(2024)1月号「詰将棋学校」短期大学③















[評価]A 31 B 15 C 1 誤解 0 無解 43 平均点 2.63

【作意】
13歩  同玉  43飛成  同桂
24銀  同玉 (a)33銀   同玉
22角  42玉  31角成  33玉
22馬  42玉  41角成  53玉
64銀  同玉  74金   53玉
54歩  同玉  63馬  まで23手詰

【作者より】
 玉の独り旅を演出する2枚の角が、本作の主役。序盤、玉の脱出を手助けするように銀を連打するが、角と金の力で上に行けないことが分かれば、何となく筋に入った感が。玉を33まで持ってくれば、詰めやすいカタチになる。

【解説】石黒誠一氏(令和6年4月号)
☆攻め駒がやや遠く、自由に上部脱出されそうで途方に暮れる初形。まずは13歩~43飛成で金を入手して、上部脱出に備える。
☆24銀からの33銀がやや心許ないが、これしかない絶妙手。(a)14玉には36角と打ち、飛・金合なら24金以下、他合なら15歩、同玉、24銀打で捕まる。(a)15玉も37角と打てば同様だ。ここを読み切るのは少し骨が折れる。
☆22角と打つと、筋違いの2枚角が強力な形。22馬に変換してから41角成と飛び込めば、同玉には32金がある。
☆53玉にどう仕上げるかというところ、64銀と捨てて74金とがっちり左辺を押さえてしまうのが良い。54歩から63馬まで、2枚馬の利きをフルに生かした詰上り。
☆読ませる前半から左辺に展開する後半へのダイナミックな展開が見どころの好作。

【短評】
小豆沢健「序盤の変化が厄介」
渥美雅之「序の展開が面白く玉を下段に落いながら詰め上げるのは見事です」
蛭子毅「前半は変化が深く解答者泣かせ、後半は飛角で玉を追い込み解答者微笑む」
加賀孝志「11手目は31角生でもよい。角の足の長さを感じた」
金子博幸「33銀が見えなかった」
神谷薫「3手目43飛生と「嫌がらせ不成」をすると14玉と逃げて25手が最短になると思います」
川島敏嗣「やっと辿り着いた17手目、苦吟の末64銀捨てからの収束を発見」
小林徹「72とを見て玉は左に追うと見当を付ける」
斎藤博久「切れそうで切れない手順の連続」
島松一秀「33銀に14玉の局面が不詰に見えた」
須川卓二「読みを入れないと指せない33銀でした」
鈴木彊「13歩から43飛成と金を入手する攻めで、33銀が好手。15玉は37角で詰む。33同玉に22角で筋に入る。54玉で詰め上がるのが面白い」
鈴木守「33銀の不利感はんぱない」
占魚亭「筋違い2枚角の威力。角の押し売りがいい感じ」
竹園政秀「形良いが駒取追手多い」
つけひげたんてい「実戦型らしい手順。詰みの形は想像できなかった」
那須清「上部脱出の可能性のある局面が続き、それを阻止する手順はまるでサーカスです」
芳賀徹「7手目33銀に同玉がわかれば後は手なりで行ける」
原雅彦「自分でも知らないうちに33銀で詰めてました」
福原徹彦「33銀が見えにくいが良い手だ」
藤田敏文「33銀!」
渕ノ上悠「33銀、が見えにくかった」
松澤成俊「2手目の変化が難しく読み切るのに時間がかかった」
松田己次「5手目14玉や15玉の変化を解決するのが、大変だった」
山下誠「上部脱出の不安を抱えながらの手順。何とか左辺に追い出せた」
和田登「33銀から筋に入った」


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